ゴルゴが薄情な真相
困っている人を助けないのがゴルゴ13である
しかしこれにはちゃんとした理由があるのが本作と「影狩り」の2作品を見ればわかるのだ
「同情を誘う罠」に見えてしまうため、何も出来ないのだ
ゴルゴ13はいろいろなところから命を狙われる身である
そのため「同情を誘う罠」を使うことでゴルゴ13を殺す動きも無きにしも非ずなのだ
そのため1行目のような場面を前に「罠」を想像してしまうのだ
本作では語れなかった部分の補足を他作品で書くという手法を作者は取っているのだ
事実、ゴルゴ13は自分のことを「臆病(ラビット)」と言い切っている
つまり「同情を誘う罠」に対する怯えから
一見すると薄情と取れるような行動をとってしまうのがゴルゴ13なのだ