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狂った因果律の内訳

 

 

 


[まとめ買い] 未来日記(角川コミックス・エース)

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 襖を開けたことで因果律が狂っていることが書かれているが

これの内訳が何なのかについては触れられていない

こういう事である

・3つの死体の事が無差別日記と雪輝日記に記載された結果

 3つの死体の存在を知った11thが4thに対し家宅捜索を命じたにもかかわらず

 4thは家宅捜索を行わなかった

・当面の目的は雪輝と言っておきながら、無差別日記と雪輝日記を手にしたとき

 7thは日記を壊さなかった

・3番目の死体の正体が発覚したにも拘らず「計画通り」とムルムルは言った

由乃の犯行を揉み消す行動を4thは行った

・不正操作が行われている件についての相談を11thに行わないデウス

・新人警官なのにも関わらず2年前の世界で警官となっていた西島

・ゲーム開始直前に行われていた通り魔事件が2年前にも行われている

つまり「大人の事情」が正常機能していない事の事こそ

狂った因果律の内訳であり

ムルムルの言う「計画」と関係ある話だと言う事が判明するのだ

そしてこの事を明かさなかった理由も何なのかも解明可能なのだ

本編で2週目世界とあつかわれていた世界と3週目世界は同一世界

つまり本編の世界は3週目世界であり

ムルムルの額の番号は「平行世界ムルムル」を示す番号の一種にしか過ぎず

「平行世界ムルムル1号」が「1」で「平行世界ムルムル2号」が「2」の正体なのだ

つまり「1週目ムルムルの額に番号はない」事が判明する図式なのだ

つまり1週目世界どころが2週目世界についても書かれていない事が判明する図式なのだ

これが何を意味するのかというと本編で1週目世界と扱われている世界こそ2週目世界であり

「本当の1週目世界」が何なのかが実は書かれていない事が判明するのだ

となるとムルムルが見せた映像の世界は何だったのかと言う疑問が残る

あれは「雪輝とデウスには内緒で行われていたゲーム」なのである

どういうことかというと本編の雪輝の事を「2週目雪輝」と評し

最終話に「3週目雪輝」が登場したという図式に手がかりがあるのだ

探偵日記撃破時に2つの雪輝日記を使うが、よく考えるとこれもおかしい

なぜなら雪輝日記とは「雪輝の行動を記録する由乃の日記」にしか過ぎず

書き手である由乃が死亡した時点で「白紙」になってしまう筈なのだ

つまり「天野君」と呼ぶ由乃が実は生存していない限り

もう一つの雪輝日記が機能するなど考えられないのだ

となると3番目の死体が由乃というのは変な話ということになる

あれの身元を特定したへその緒も「偽証」と言う事になる

そもそも二人の由乃が追いかける雪輝は別人のはずであり

最終話の雪輝日記も2週目雪輝の事を追跡する日記内容だった

つまり3週目雪輝を追跡していないのが雪輝日記であり

2つの雪輝日記が同じ雪輝を追跡しているのは変な話なのだ

これは「入れ替わったのは由乃とムルムルだけではない」と言う事を意味しており

「雪輝の入れ替え」を行うために由乃とムルムルはデウスと雪輝には内密でゲームを行ったのだ

つまり「世界は3週している」けど「ゲームは4回行われている」のだ
これが何を意味するのかというと「3番目の死体の真の正体は雪輝」だと言う事を意味しておるのだ
どういう事かと言うとムルムルの額の番号は「平行世界ムルムル」のラベリングの一種であり

「1」とは「平行世界ムルムル1号」、「2」とは「平行世界ムルムル2号」を示すラベルなのだ

つまり「1週目世界ムルムルの額に番号は振られていない」事が判明するのだ

言い換えれば「デウスの封印の影響を受けていない」のが平行世界ムルムルの特徴なのだ
そうまでしてでも雪輝を騙す必要性はこうである

「1週目世界に由乃は存在しない」にして「1週目世界で雪輝は死亡した」なのだ

つまり由乃とはMODの一種であり

由乃というMODがないと生き残れないのが雪輝なのだ

つまり「雪輝と由乃は寓話の存在」だと言う事を知った雪輝の因果が崩壊し

雪輝の崩壊が起きることを懸念していたから本当の事を言えなかったのだ