ndde’s blog

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岩田とは何だったのか?

 

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 岩田が1式を操縦していたとき「この中(一式の中)に脳がはいっているのね」と尋ねた

その質問に対し「ええその通りです」と五条は返答した

つまり機械の中に脳が入っていた時期は確かにある事を意味する返答を五条はしたのだ

となると、岩田をリモートコントロールしていたという話は何だったのか

リモートコントロールなら動作停止するはずの場面でも動作停止しなかった

そしてその事を誰も指摘しない

つまりこのシーンには重要な意味があり、それ何かの手がかりこそ

先述の「岩田の脳は一式の中に内蔵されていた」という事実と

「岩田はデリケートに扱うように」というニュアンスの発言なのである

これは「一式操縦時五条が製作していたのは、機会の岩田の体だけではなく生身の岩田の体も製作していた」

そして機会の体をリモートコントロールできるよう生身の岩田の体を細工していた

つまりラストに登場した岩田の肉体も「作り物の肉体」だと言う事を意味しており

「オリジナルの岩田の肉体は死亡していた」ことが判明する図式なのだ

つまり岩田の脳を取り出した蒲腐博士は五条に対し

「機会の岩田の肉体と生身の岩田の肉体を製作する事で岩田を助けてほしい」と頼んだのだ

つまり「三越紀国」とは機会の岩田及び作り直された岩田の肉体の身元であり

生身に戻ったところで岩田は蒲腐博士の庇護下にある事を意味する戸籍なのだ

そして蒲腐博士の庇護が解けた状態でラストを迎えた

つまり岩田の戸籍はなくなった事を意味するラストなのだ

そもそも脳だけで生きている状態で機械を動かしたり

脳以外全部作り物の肉体で蘇るということが起きる

つまり岩田を生かそうとする別の力が働き

それが「脳生き」に現れた事が判明するのだ

これは「岩田と松屋をくっつけさせたい」という思惑によるものであり

27巻裏表紙が岩田と松屋なのもそのためなのだ

そして通信遮断時岩田が動作停止したのは「演技」の一種にしか過ぎず

松屋のいう「責任」とは「設定に従え」の事だと言う事が判明するのだ

これは先述の「動作停止しなければならない場面」で動作していた事をはじめとした

「設定に反する言動」を岩田がした事に因んだものであり

「役者戦争が行われている世界」本編の世界だということが判明する描写なのだ

これは「キャラとは作り手の事情を映し出す鏡」だと言う事に因んだものであり

作者と少年画報社との間に「軋轢」が起きている事に因んだものなのだ